トレーニングに最適な室温って何度なの?
トレーニングに最適な室温について解説します
目次
トレーニング中、暑い方が良いのか?寒い方が良いのか?
さて夏の終わり、気温も徐々に下がり始めた今日この頃ですが、そろそろエアコンをつけずに就寝することもあるかと思います。
生活する範囲では、自分で室温を快適な温度に設定して生活しているかと思いますが、トレーニング中はどうでしょうか?
例えば、日本のジムのほとんどの店舗が寒いくらいエアコンが効いているような印象があります。(一年を通して)
もちろん、運動するのですから、暑くなって発汗することで身体の水分がなくなります。
この時に水分や塩分を適宜摂取できていれば良いのですが、場合によっては熱中症により救急搬送されるケースも考えられなくはありません。
これは私の勝手な意見ですが、日本のジムは今24時間ジムが増えている影響もあって、スタッフ無人の時間に会員が利用するケースを想定しなければなりません。
つまり、「そうした中で勝手に倒れて死なれては困る」というジム運営側の考えから適温よりも低い室温設定になっているジムが多いのでは無いでしょうか。
寒い会員は着込んでトレーニングしてくださいって感じでしょうかね。
24時間ジムがつくった弊害
ここまで聞くと、会員の健康に配慮して低い室温に設定されているように聞こえますが、本当にそうでしょうか。
本来、気温が低い屋外などで運動をする際にはウォーミングアップで一度身体を温めることが重要になります。
これは、言わずもがなですが、筋肉や靭帯、腱などを故障しないために必須の行為です。
つまり、会員の怪我を十分に予防するとなると、今の24時間ジムの設定室温は概ね低すぎる気がします。
暑すぎてパフォーマンスが低下するようでは問題ですが、寒すぎるくらいなら少し暑い程度、発汗する程度の室温の方が、
運動には適しているように思います。
外国の推奨温度は何度なのか
ではスポーツ医学の進んでいる米国のガイドラインなどでは何度が推奨されているのでしょうか。
気になるポイントですよね。
【OSHA(米国の労働安全衛生庁)】
では、明確な温度を示していないようです。つまり、利用者の快適な温度に設定すると…
ムムムって感じですね。
【国際フィットネス協会】
エアロビ、カーディオ、ウエイトトレーニングエリア、ピラティス:18℃~20℃
ヨガ:26~27℃
プール:21℃~27℃
だそうです。何だか寒すぎる気がしますね…
【雑誌IRONMAN】
有名なトレーニング雑誌では、21℃に保つことが推奨されています。
ただし、十分なウォーミングアップとセット間に身体が冷えないように注意とされています。
まとめ
いかがだったでしょうか。
米国での推奨温度が思いの外、低かったですね。
理由は、やはり室温が高い状態だと心肺系への負荷が高く、心血管イベントを誘発する可能性があるからのようです。
ただ、米国よりも脂肪も筋肉も少ない日本人には、やはり18℃~20℃は低すぎる気がします。
寒く感じる方は上着を持参して温度調節し、暑くなってきたら脱ぐなどご自身での工夫が必須と言えるようです。
それでは、トレーニングライフを楽しみましょう!
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