スクワット中に関節がパキッと鳴るのですが大丈夫でしょうか?
運動中の関節の音について
目次
運動中に関節がパキッと鳴る
皆様は運動をしていて、例えば屈伸した瞬間などに膝が「パキッ」と歯切れの良いウインナーばりの音を鳴らした経験はありますか?
私は、スクワットをする際に結構な頻度で膝がこの「パキッ」と言う音を立てることがあります。
もちろん、痛みなどは生じていないのですが、この音なんだか気になりませんか?
もしかしたら、音を立てているのは骨と骨が擦れているのではないか?
このまま放置したら、将来的に歩けなくなってしまうのではないか?
はたまた血管が切れているのではないか?
と、得体の知れない音に不安になっているかもしれません。
そこで、今回はこの音の正体とその対処法について解説していきます。
音の正体
この音の正体はズバリ、【関節内部の空気が弾ける音】なんです。
「え?関節の内部の空気が弾ける?そもそも関節内部って軟骨とかですか?軟骨に空気が入るって悪い病気の兆候ですか?」
などと更に不安になる人もいるかもしれませんが、そう焦らずに大丈夫です。
そもそも関節は関節包と言われる膜で包まれており、その内側に関節液というヒアルロン酸などの粘性の高い液体が存在します。
軟骨は関節側の骨を保護するような形で覆っているものなので、その軟骨の周りも関節液で満たされていることをイメージしてください。
そして、関節を動かすことで、この関節液内部に気泡が生じます。この気泡が溜まって空気が弾けた際に例の「パキッ」と言う音がする訳です。
なので、決して骨と骨が擦れている訳ではありません。
もし、骨と骨が擦れて軟骨がすり減っていくと痛みが生じます。
音よりも痛みの加減で関節には気を遣う必要があるかもしれません。
この痛みの対策として、関節に関節液の構成要素であるヒアルロン酸を戻す治療等が行われますが、
なるほど、これは納得ですね!
ちなみにですが、この「パキッ」と音が鳴ることを英語圏ではクラッキングと言うそうですよ。
クラッキングの対処方法
では、このクラッキングを発生させないためには何か有効な手立てがあるのでしょうか?
結論から言うと、明確な答えは無いようです。
ですが、逆を言えば、このクラッキングが生じたからと言って、身体に大きな負担がある訳では無さそうです。
クラッキングが発生すると、どうしても気になりますがおおらかな気持ちでいることも大切なのかもしれません。
(※痛みが生じている場合には別の原因も考えられるので、放置せずに必ず医師に相談しましょう)
まとめ
今回は、運動中に関節からする「パキッ」という音について解説いたしました。
この音の正体は関節内の空気が弾ける音なので、気にする必要はありませんが、
痛みを伴う場合には注意が必要と言うことですね!
スクワット中などにクラッキングがあると驚きますが冷静に対処するのが良さそうですね!
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