CBDって実際どうなの?効果や使う価値をぶっちゃけます
目次
CBDとは何?
最近、よくCBDを目にする機会が増えてきました。
SNSでは案件なのか、インフルエンサーがCBD製品についてよく投稿しています。
また、街中でCBDオイルや含有製品を販売している店舗を目にすることもあります。
そもそもCBDをご存知ない方もいると思いますので、簡単にその紹介を。
CBDとは、カンナビジオールの頭文字をとったもの。減量はマリファナと同じ大麻草です。
「え?マリファナは違法なのに大丈夫なの?」と思う方も多いと思いますが、マリファナの麻薬としてのメインの成分はTHC(テトロヒドロカンナビノール)であり、このTHCの含有率が限りなく0に近い状態でCBD製品として市販されています。
同じ大麻草ではあるのですが上記の点からそもそもTHCの含有率が低い品種をCBD製品用として栽培しているようですね。
CBDの効果として謳われているのは、疲労回復効果や心を落ち着かせる効果、はたまた睡眠の質を良くするなど、リカバリー系の効果があるようです。海外では、ある疾患に著明な効果があったという報告もあるようですが、それはTHCも含有する製剤での話のようなので、単純にCBDだけの効果と断定するのは難しいようです。
CBD市場の見通し
現在、CBD製品は多くのメーカーが存在し、オイル、カプセル、スキンケア用品、チョコレートにクッキーと言った多種多様な製品として販売されています。
こういった多くの製品やメーカーが存在するのは、やはりお金になるからですよね。今後益々の市場拡大が見込まれており、その規模は数兆円にも及ぶようです。
CBD製品の問題点
上記の理由によりCBD製品はお金になることから、悪質なメーカーも中には存在します。
国によっては、CBD製品の基準を設けて、その基準に合致するかどうかを審査し合格したものだけが販売できる制度もあるようですが、そうでない国も多くあります。
つまり、CBDが極少量しか含有されていないものを高額で販売して、利益を得ている業者も存在するという事です。
そして、日本国内で現在販売されているCBD製品についても、そのような粗悪品が含まれている可能性があります。
実際に使ってみた感想
私も実際に、CBD製品を使用したことがあります。
これは、自分で購入した訳ではなく企業から提供して頂いたものでした。
1社目のものは、ソフトジェル、チョコレート、リップクリームなどに加工された製品。
2社目のものは、栄養ドリンクのような形態に加工された製品でした。
結論から言うと、「体感できる効果はなし」でした。
企業案件であれば、なかなかインフルエンサーははっきりと断言できない部分だと思うのですが、私と同じ感想の人は多くいるのでは無いでしょうか。
もしかしたら私が使用した製品が先に言った粗悪品であった可能性も否定はできません。
もちろん、CBDの効果には個人差があると言われていますし、単純に私が鈍感である可能性もあるので100%製品が悪いとは言い切れません。きっと効果を体感できる人もいるかもしれません。
ただし、私の場合はバックグラウンドに製薬会社の社員の経験があります。
製薬会社で医療用医薬品を扱った経験から言うと、臨床試験を実施していない健康食品の類で顕著な効果を体感できるものは、ほとんど無いと思います。
医療用医薬品の臨床試験でさえ、プラセボ(偽薬)により疾患の症状や数値が改善することがあるのですから、効果を体感できると言っている人はプラセボ効果によるところが大きいと斜に構えて見てしまう習慣がどうしてもあるのです。
まあ、分かりやすく言えば一種の催眠術みたいなものですね。笑
催眠術にもかかりやすい人とかかりにくい人がいるように、プラセボ効果が出やすい人がいる訳です。
「信じる者は救われる」なんて言葉がありますが、本当にそれで効果があったと思い疲労回復や睡眠改善するのであれば、それはそれで幸せなのでは無いでしょうか。(すべての健康食品の類に言えることですが)
まとめ
今回は流行りのCBDについて紹介しました。
国内流通品に関しては、製品の質の差がまだ激しいので現段階では積極的に購入し使用するのはどうかなと思います。
また、フィットネスに関わる人であれば使用する必要は無いでしょう。
なぜなら、日々のトレーニングにより交感神経優位なオンと副交感神経優位なオフをしっかりと作り出せていますし、運動することで睡眠の質が高まるからです。
CBDの疲労回復効果は劇的なものでは無いので、疲労感が酷い場合はトレーニングのオフ日を設けるなどした方が適切な疲労回復方法と言えます。
「信じる者は救われる」なのか「信じる者は騙される」なのかは、あなた次第かもしれませんね。
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