マラソンは老化を加速させるって本当?
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マラソンは老化を加速させる
適度な運動は様々な生活習慣病の予防になると言われています。
もちろん、運動しない人よりも運動している人の方が筋肉量を維持したり血行が促進されたり、肥満も解消できるのでその効果は疑いようがありません。
ですが、過度な運動はどうでしょうか?
何事も、「過ぎたるは猶及ばざるが如し」という諺通りでやり過ぎは逆効果になる可能性が大いにあります。
その中でも、比較的よく話題になるマラソンについて解説していきます。
タイトルにもあるように、マラソンは老化を加速させる可能性があります。
これは、一度でもフルマラソンなど出場した人なら分かると思うのですが、体へのダメージが絶大です。
ただ、フルマラソンでなくても、普段のランニングから走り過ぎは老化を加速させると言います。
活性酸素を発生させる
45分以上のランニングをすると、「活性酸素」が体内で増加すると言われています。
この活性酸素自体は体内に侵入したウイルスを攻撃するなど良い一面もあるのですが、体内の遺伝子や細胞も破壊してしまうという困った一面もあります。
そして、それが原因で体を老化させてしまうのです。
若いうちは、体の抗酸化酸素が活性酸素をコントロールできるのですが、40代~50代になると抗酸化酸素が少なくなり、活性酸素のコントロールが難しくなっていきます。
この状態でランニングにより活性酸素が増加することで老化が加速するのです!
更に、この活性酸素増加を惹起しているのはストレスホルモンとして知られるコルチゾール。
このコルチゾール自体も炎症を起こして老化を加速させる一因となっています。
走らない方が良いのか?
ここまでの話を聞くと、走らない方が健康で若々しくいられる気がするけれど実際はそうではありません。
この活性酸素やコルチゾールに関しては運動を45分以上継続することで増加してきます。
つまり、言い換えれば45分以内のランニングであれば老化を加速させる原因は少なくなります。
これが、冒頭に述べた適度な運動は体に良いという話の「適度」の基準の一つです。
また、筋トレも45分以上継続することでコルチゾールが増加します。(活性酸素は有酸素運動のように増加しない)
このことからも筋トレにおいても45分という時間は一つの基準と考えて良さそうですね。
みなさまも適度に運動して健康に長生きしましょう!
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