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筋肉をつける人は何故一度太るのか?

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マッチョを目指すのになぜ太るの?

本日は、現役ボディビルダーが回答する世間一般の疑問「マッチョを目指すのになぜ太るのか?」について解説していきます。

自分のようなコンテストボディビルダーはオフシーズンにバルク期を設けて、自らの筋肉を最大限増やすというアプローチを行います。

その時の印象が先行して、筋肉をつけるには一度太らないといけないという誤解が生まれ、都市伝説のように広まっていったと解釈しています。

 

中には、「一度脂肪をつけて、その脂肪を後から筋肉に変えるんでしょ」なんてことを言う人もいますが、これは100%間違っています。

我々の人体で脂肪が急に筋肉に変換するなんてことは起こり得ないのです。

トップの写真は、私のオフシーズン(左)と、4か月後のコンテスト時の写真比較です。

確かにこれだけ見れば、脂肪が筋肉に変わったのだと勘違いする人もいるかもしれませんが、それは正しくありません。

正しくは、余分な脂肪が落ちていった結果として残った筋肉が隆起し、外から確認できる状態になっているのです。

その証拠に、体重は14kgも落ちているのです。

 

筋肉を付けたいなら脂肪をつけなければ良いのに

ごもっともな意見ですね。ですが、我々ボディビルダーの中で脂肪をつけたくてつけている人はいません。

これは筋肉を増大させる過程において発生する避けては通れない副作用のようなものなのです。

 

通常、筋肥大にはトレーニングと同じくらい十分な栄養の摂取が必要になります。

そして、栄養を摂取すればするほど筋肥大のスピードは速くなります。

そのエビデンスは以下の動画をご参考ください。

 

この研究結果から、

1日平均6087kcalを摂取したハイカロリー群と、1日平均4501kcal摂取した対象群では、ハイカロリーの方が筋肉量が2.7%プラス。対象群は1.1%プラスでした。

この結果から、食事量を多くした方が筋肥大を促せることが分かります。

しかし、ここに落とし穴が一つだけあります。

そう、それは脂肪の増加率ですね。筋肉が劇的に増えたハイカロリー群ですが、体脂肪も7.4%増えてしまいました。対象群は0.8%なので、筋肥大と引き換えに副作用である体脂肪の増量も起こってしまった訳ですね。トホホ…

 

このように、筋肉量を増加させるためには一時的な体脂肪の増加は我慢する必要があります。

 

脂肪による体重増加は悪いことばかりでも無い

とは言え、体重増加することによるメリットがあることも忘れてはなりません。

その最大のメリットは、トレーニング時の挙上重量が増加することです。

それが純粋な筋肉だけでなく体脂肪が増加してもこの現象は起こり得ます。

例えば、脂肪を含めて体重増加することで、日常生活の動作でも負荷が増す事があります。

分かりやすい例で言えば、階段の昇り降り。重い体を支えるために脚の筋肉が発達し結果的に挙上重量の増加につながる事があります。

このように意図的に体重を増やすことで高重量種目は軒並み重量が伸びて楽しくなってきます。

 

まとめ

さて今日はマッチョを目指すのになぜ太るのかについて解説しました。

スピードは遅くなりますが、なるべく太らずに筋肥大することも可能です。

もしご興味ある方は、KENNA GYMをお気軽にご利用ください。

今後ともどうぞよろしくお願い申し上げます。

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