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【初心者向け解説】ボディビルの審査基準とは?

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ボディビルディングの審査基準

昨今のフィットネスブームから、メディアでも取り上げられる機会が増えてきたボディビルですが、よく初心者の方から「審査基準が分からない」「勝った人と負けた人の差が分かりにくい」という声を聴きます。

 

現役ボディビルダー目線で、初心者向けに審査基準と、どこに注目すべきか解説していきます!

 

ボディビルの知っておきたい大前提はこれだ!

まず、大前提として知っておきたいことですが、ボディビルという種目は筋肉量と筋肉美が重視されます!

筋肉量とは、どれだけ筋肉をつけているのか?という単純明快な筋肉の大きさが評価されます。

ですが、それと同時に満たす必要があるのが筋肉美なのです。

 

この筋肉美という言葉には様々な要素が含まれます。

・しっかりと脂肪が落とせて筋肉の繊維や動きが見て取れる状態にあるか?

・左右対称に筋肉がついているのか?=シンメトリーであれば得点が高い傾向にある

・全体を見たときに極端に成長した個所や極端に成長できていない箇所がないか?

・ボディビルダーとして理想の筋肉バランスにどれだけ近づいているのか?

 

上記のような物を筋肉美と考えてもらえると良いかと思います。

 

これらをシンプルに表現すると、

「筋肉が大きくて、ちゃんと絞れていてバランスが良い」

これがボディビル審査における一つの基準だとお考えください。

 

例題

とは言え、言葉だけではなかなかイメージが難しいかと思います。

ここからは具体的な事例を見て、順位付けの根拠を確認してみましょう!

 

例1

さあ、この3人を見て順位はどうなるでしょうか?

先ほどの基準を加味すると筋肉の大きさを比較するのだから、一番左側の選手が大きいように感じます。

しかし、実際に優勝したのは真ん中の小柄な選手でした。

 

これは、プロの選手達でオープンボディビルという身長や体重のクラス分けが無いクラスになります。

そのため、この写真のように小柄な選手と大柄な選手が並んでしまいます。

ここで、重要なのは筋肉の大きさは身長と相対的に見る必要があります。

つまり、この中で一番デカい選手は左の選手かもしれないのですが、もし彼らの縮尺を揃えたらどうか?という視点が必要になります。

そう考えると真ん中の選手もとても厚みがある筋肉を持っている訳です。

また、この写真では分かりにくいのですが真ん中の選手は他の選手と比較して絞りが良かったのです。

その結果、このコンテストでは優勝できた訳ですね!

 

例2

次にこちらの写真ではどうでしょうか?

このコンテストはアマチュアの大会なので、先ほどの写真のように実力が拮抗している訳ではありません。

そのせいか、身長にそこまで大きな差は無いのですが個々人の筋肉量には大きな差があるように思えます。

また、このポージングはフロントダブルバイセップスというポーズで、名前の通りに上腕二頭筋を強調するポーズです。

ですが、審査基準は上腕二頭筋に限られているのではなく、ここでも広背筋の張り出し(逆三角形になっているか?)だとか、脚の太さやカットなども見られているのです。

 

このポーズでは、一番右の選手が全体のボリュームとバランスに優れています。

真ん中の選手も良いのですが、一番右の選手と比較すると上腕二頭筋のピークが無いので腕が細く見えてしまうのが欠点です。

右から2番目と左から2番目の選手は絞りは良いのですが筋肉のボリュームで負けてしまいます。

一番左の選手は絞りが甘く、少し水っぽい仕上がりなので、この中では最下位になるでしょう。

 

例3

次はバックラットスプレッドという背中側のポーズです。

このポージングでは、名前の通り広背筋の広がり、それから僧帽筋から脊柱起立筋にかけての背中の厚さ、そして下半身はハムストリングとお尻の絞りやカーフのサイズ感が見られます。

まず、背中の広背筋の広がりや厚みで言うと左の黒いパンツの選手が一番良いです。真ん中の青いパンツの選手も悪くは無いのですが、背中の広がりには結構な差があります。右の選手は背中を中心に寄せすぎて広げ切れていません。これでは、このポーズではマイナスに評価されてしまいます。

ただ、下半身を見ると左の選手(上半身は一番良い)はお尻の絞りが甘く、カーフが小さいのが分かります。この点は真ん中の選手に軍配が上がります。右側の選手もお尻の絞りは悪くないです。

このように、上半身では良い選手が下半身では今一つというケースは少なくありません。こういった場合は、このポーズだけでなく他のポーズも加味して総合的な順位付けがされていきます。

 

例4

こちらはアブドミナル&サイというポージングです。

名前通り、腹筋と脚を強調するポーズです。

腹筋に注目すると真ん中の選手がシンメトリーで一つ一つの腹筋の凸凹感も出ています。また腹斜筋もきれいに確認できます。左側の選手は腹斜筋は良いのですが、腹直筋のカットが少し甘い感じがしてしまいます。右側の選手は腹斜筋があまり出ておらず少し水っぽい印象を受けるので、この中では一番順位は下でしょう。

 

脚に着目すると、左側の選手がサイズ感もあってカットもしっかりと出ており一番良いです。右側の選手もカットの出方などは良いです。真ん中の選手はオイルを塗り過ぎているのか、少しカットがぼやけてしまっており、他の2選手と比較すると脚は今一つです。このポーズを総合的に判断すると一番左の選手が良い仕上がりです。

 

まとめ

今回は、ボディビルの審査基準について初心者向けに解説しました。

規定ポーズはもっと多く、そのポーズ毎に優れた選手が違うこともあります。

そういった際には、総合的に「筋肉が大きくて、ちゃんと絞れていてバランスが良い」選手に軍配が上がります。

 

詳しく知るととても面白い世界ですので、興味がある方は過去のコンテスト映像などを観るのも面白いかと思います!

この記事を書いた人

中島謙太

神戸元町の「KENNA GYM」代表兼パーソナルトレーナー。ボディコンテストにおいて、様々な優勝・入賞歴あり。

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